食べる楽しさといえば、“味のおいしさ”だけでなく“食感の楽しさ”も欠かせません。そんな本日は行田市「飯田屋商店」のパリッとシャキッと小気味良い食感がくせになる『新奈良漬』をご紹介します。

ヘラで丁寧に酒粕を取り除くと、淡い緑色の瓜がその姿を現します。想像していた奈良漬はお醤油のような濃い茶色。でもこの新奈良漬は、ほんのりと緑色を残したままなのです。
ひと切れ口に運ぶと、お酒の軽やかな香りとお漬物には珍しく驚くほどのフレッシュ感。シャキシャキとまるで生の瓜のよう。古漬けよりも浅漬けが好きな人にはぴったりのおいしさ。

その秘密は通常の奈良漬とは違う製法にあります。まず使う酒粕は真っ白なもの。そして常温ではなく冷蔵庫で漬け込みます。通常の奈良漬が1年ほど漬け込むのに対し、新奈良漬は40日から食べられるように。こうした製法の違いがパリッとシャキッとした食感を生み出しているのです。

ここはちょっと豪勢に食感も味わいも違う2種類を食べ比べてみるのもこの奈良漬の贅沢な楽しみ方。もちろん、自分へのご褒美として特別にですよ。

パリッとシャキッと「新奈良漬」はいかがですか。
（取材：レッド）

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