時々、無性に食べたくなるお蕎麦。食べたいと思ったら最後、もう居ても立ってもいられません。でも、せっかくなら味だけでなく、お店の雰囲気にだってこだわりたい。そんな欲張りなあなたに、味も雰囲気も評判の「忠次郎蔵のおいしいお蕎麦」をご紹介します。

本日いただくのは、主に長野県産の蕎麦粉を使った手打ちの二八そば。
ひと口すすると、つるりとした舌触り、広がる風味、喉越しの良さ、これぞ本物の手打ち蕎麦です。蕎麦打ち職人の技術と技が光ります。
じつは蕎麦を打っているのは、このお店で開催している蕎麦教室の卒業生たち。蕎麦を愛する人たちが集い、打つ蕎麦がおいしいのは当たり前。そこにお店のノスタルジックな雰囲気がプラスされ、お蕎麦はさらに味わい深いものになります。

忠次郎蔵という名前の通り、昭和初期に建てられた雰囲気ある蔵を使ったお店。一目で年代物とわかる大きな金庫や、番頭さんが座っていそうな帳場を眺めながらのお食事は、時間がゆっくりと流れていく気がします。

つくられた懐かしさではなく、本物の昭和を感じながらお蕎麦をすする。
こんな素敵な蕎麦タイム……あなたもいかがですか。
（取材：レッド）