【百社一首】カードゲームを通して知る 渋沢栄一関連企業【新一万円札発行記念】

2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け(せいてんをつけ)』で更なる注目を集めた深谷出身の偉人 渋沢栄一翁。
新紙幣が発行される2024年7月3日に先駆け、渋沢栄一翁が関わった66の企業がグループの枠を超え参加した「百社一首」が発売されることになりました。
初めて耳にする「百社一首」とは何か?どこで購入できるのか?記者会見の様子も交えてお伝えいたします。(編集:えび子)

  • 更新日:2024/05/30
  • 公開日:2024/05/30
  • お気に入り数:0

百社一首とは?

百社一首とは、深谷市の小島進市長が「新紙幣発行を記念して、渋沢栄一翁にちなんだ商品を作れないだろうか」と埼玉工業大学の本吉裕之准教授に相談したことを機に、本吉裕之研究室が企画し、渋沢栄一記念財団及び深谷市渋沢栄一政策推進課の協力のもと作成されたカードゲームです。

渋沢栄一翁が設立や育成に関わったとされる500以上の企業のうち、みなさんも普段目にすることがあるであろう大企業を含む、現存する66社の企業と、その関係性がわかる仕組みになっています。

読み札には各企業と渋沢栄一翁との関係を表現し、絵札には各企業のロゴマーク。
外箱には渋沢栄一翁の直筆文字を一文字ずつ抽出したものを使用し、全体のデザインは、「論語と算盤」の外箱をオマージュしたものになっています。

百社一首に込められた想い

渋沢栄一翁を身近に感じてきた、深谷市の大学ならではの発想から生まれた百社一首は、単なるカードゲームではなく3つの強い想いを込めて制作されています。

1. 渋沢栄一翁の功績を讃え、広く知ってもらいたい
渋沢栄一翁は、500社以上の企業に関わったとされています。その中には誰もが知っている大企業がいくつもあり、現代の私達の生活にも深く関わっているということをたくさんの人に知っていただきたいです。

2. 渋沢栄一翁と関わりのある企業を知ってもらう
渋沢栄一翁と関わりのある、現存する66社の企業が取り上げられています。それぞれの企業と渋沢栄一翁の関わりが詠み込まれた読み札を読むことで、渋沢栄一翁の幅広い人脈と影響力、そして日本の経済発展に果たした役割を理解することができます。

3. 企業間の新たな繋がりを生み出す
百社一首を通して、これまで関わりがなかった企業同士が繋がることを期待されています。百社一首大会などを通じて、企業間の交流を深め、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけとなることを目指しています。

66の参加企業

私達にも身近な企業のロゴがずらりと並ぶ

百社一首の企画が決まってからの作業はまさにゼロからの手探り。
社会と関わりを持つ前の学生達が、渋沢栄一翁が関わったとされる企業をリストアップするところから始まり、企業のお客様連絡フォームから一社一社アポイントを取ったのです。

渋沢栄一翁との関わりがある、現存する企業としてアプローチしたのは合計186社。
そのうち実際にご参加いただけた企業の数は66社。

その裏では

直接お断りされた企業 28社
お返事をいただけなかった企業 59社
連絡先を公表していない企業 30社
その他、グループとして一括参加など 3社

やっとの思いでご協力いただけることになった企業と、納得のいくまで何度も何度もやり取りをしながら、8か月の期間をかけて完成させました。いかに大変な作業だったか、想像に難くないのではないでしょうか。

記者会見の様子

「百人一首の日」に当たる5月27日、深谷市役所にて商品発表記者会見が開かれました。
参加したのは企画・制作した埼玉工業大学 人間社会学部情報社会学部 本吉裕之研究室、深谷市長 小島進氏、そして彩北なび編集部のある、たつみ印刷株式会社。

それぞれが制作にあたってのエピソードや、今後の展望などを熱く語りました。

明治時代を思わせる装い。完成した製品を手に記念撮影

奇跡のダブル黛(まゆずみ)!!黛 杏奈さんと黛 音羽さん

現在埼工大四年生 人間社会学部情報社会学部 本吉裕之研究室のゼミ生であるお二人。 渋沢栄一翁のアクリルスタンドの商品化や、深谷市を舞台にしたアニメ『リーマンズクラブ』の応援団を設立したりと、深谷を盛り上げるべく日々精力的に活動されています。

インタビュアー

百社一首の発売おめでとうございます!今のお気持ちと、大変だったところを聞かせてください。

杏奈さん

大変だったけれど、完成した製品を見て達成感が大きいです。 渋沢栄一翁と絡めながら、かつ企業イメージとかけ離れないよう読み札の内容を考えるのが大変でした。

インタビュアー

百社一首を手に取ってくれた人達へのメッセージをお願いします。

杏奈さん

絵札をみんながわかるロゴにしたのがポイントです。 まずはあまり難しく考えずに、とにかく楽しんで欲しいと思います。

一先ずやってみよう!の精神で販売したアクリルスタンド。大好評につき追加生産中

『百社一首』というからにはまずは100社参加してもらうのが目標なのだとか。
自分たちの世代で終わりにするのではなく、次の世代の後輩達にも引き継いでいって欲しいそうで、今後も関連企業に声かけを続けていきたいと語っていました。

購入方法

【価格】
2750円 (税込み)
※別途送料がかかります

【発売日】
6月30日(日)
日本煉瓦製造跡地 ホフマン輪窯6号窯公開イベントにて販売会を行います。
煉瓦窯フェスティバル&彩北マルシェ
【彩北なび!だからこそ集められた美味しい出店者情報や、ステージ出演者情報はこちらからチェック♪】

【先行予約】
※6月17日(月)より受付開始 / 7月1日以降順次発送
たつみ印刷株式会社 特設ページ (別ウィンドウで開く)

【取扱店舗】
道の駅おかべ (深谷市岡688-1)
道の駅はなぞの (深谷市小前田458-1)
深谷商店街連合会内協力店舗

百社一首の販売における収益は全て深谷市の「ふっかちゃん子ども福祉基金」に寄付されます。

まとめ

えび子(編集部)

こんなにたくさんの企業に渋沢栄一翁が携わったんだ!という驚きと共に、深谷市民として誇らしい気持ちになりました。

今後深谷市内の学校への配布や大会も開催される予定とのことなので、いち早く読み札とロゴを覚えて優勝を目指すのもアリですよ!

百社一首の販売における収益は全て深谷市の「ふっかちゃん子ども福祉基金」に寄付されるので、社会貢献にもなるのが嬉しいですね。
渋沢栄一翁の功績がもっともっと広く知られるよう、ぜひ市外の方への手土産としてもご利用くださいね。

おすすめトピック一覧へ戻る