124年ぶり!節分の日が2月2日になった理由
2021年の節分は2月2日だということをご存じでしたか。なぜ3日でないのか、そもそも節分はどういった行事なのか、恵方巻って……、わかりやすくご案内します。 (編集:レッド)
- 更新日:2024/01/27
- 公開日:2021/01/21
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「鬼は外!福は内!」2021年は2月2日
そろそろ節分だよね~、と思っているあなた。今年の節分はいつなのか知っていますか?
「失礼だな、そんなの2月3日に決まってるでしょ!」なんて声が聞こえてきますが、そのとおり、わたしも毎年2月3日に「鬼は~外!、福は~内!」と豆まきをやっていました。
しかし、今年の節分は、な、なんと、2月2日。
実は、この節分という行事は、2月3日に行うものではなくて、年によって前後に移動するのだそうです。
「えー、そうなの?知らなかったよー」という方はこの先もぜひ読んでみてください。
1:節分のはじまり
■節分とは「季節を分ける」区切りの日
節分とはその文字が表すように季節の区切りの日のこと。季節の区切りには立春、立夏、立秋、立冬がありますが、節分はこれらの前日を指します。むかしは、季節の変わり目に邪気(鬼)が生じると信じられていて、それを追い払うための宮中行事が執り行われていたのだそうです。その行事が節分の始まりなのだとか。
立春は旧暦のお正月にあたる大切な日。立春の前日は旧暦の大晦日とも言え、もっとも重要視されており、昔から邪気払いの行事が行われていたのです。
■鬼と豆まき
昔から日本では病気や天災などは、鬼の仕業と考えられていました。その鬼を追い払うための宮中行事が追儺(ついな)や鬼遣(おにやらい)です。これらの儀式が豆まきのもとになったと言われています。
ではなぜ豆をまくのでしょうか。
大豆には穀霊が宿るといわれており、豆が「魔滅」、豆を煎るは「魔の目を射る」とも読めるため、煎った大豆をまくのです。
2:2021年の節分は2月2日
■日にちはどうやって決まるの?
節分は立春の前日です。節分といえば2月3日と思っている方も多いと思いますが、実は固定ではなく、毎年国立天文台が決めています。2021年は立春が2月3日なので、節分は2月2日というわけです。
なお、節分が3日以外の日になるのは1984(昭和59)年以来37年ぶり。そして2月2日になるのは1897(明治30)年以来、なんと124年ぶりというから驚きです。
3:神社やお寺の節分祭
節分祭をおこなっている埼玉県北部エリアの神社をご紹介します。お近くの方は訪れてみては?
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、行事の中止や一部自粛となっている場合があります。詳細は施設・スポット等にご確認ください。)
⇒ 2022年にまたご紹介いたします。
4:節分の時に食べるもの
■福豆
煎った大豆を升に入れて神棚にお供えしたものが福豆です。神棚がない場合は南の方角に置きましょう。大豆自体はご自分で煎る必要はなく、煎り豆を買ってくればそのまま使えます。
福豆は数え年の年齢の数だけ食べるので、年の数プラス一粒。もし食べ切れない場合は、福茶にするとよいでしょう。
■福茶
地方によって様々ですが、昆布の佃煮または塩昆布に梅干しを一つ、福豆を三粒入れてお湯を注げばできあがり。
■恵方巻き
恵方巻きは、七福神にちなんで7種類の具材が入った太巻き寿司。その年の恵方を向いて無言で丸かじりすると願い事がかなうと言われています。もともとは大阪を中心とした関西の風習ですが、現在では全国に広がっています。
ちなみに、2021年の恵方は「 南 南 東 」です。
▼熊谷市・深谷市で恵方巻が購入できるお店をご紹介します。
詳細は基本情報ページから公式サイトをご確認ください。
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、店舗の営業時間等が変更となっている場合があります。)
⇒ 2022年にまたご紹介いたします。
5:まとめ
いかがでしたか?
年中行事と思っていつもなんとなくおこなっていた節分や豆まきにも大切な意味があったのですね。ここまで知ればあなたも節分博士です。豆まきに福茶、恵方巻を食べて、楽しい節分をお過ごしください。
最後にもう一度!2021年の節分は2月2日 火曜日です。くれぐれもお間違いなく。